ピレニーズの健康管理 

不妊(去勢)手術を考える・・・

我が家のBBSに下記のような書き込みがあり、度々避妊・去勢のご相談を受ける機会も多くいので、そんな方のご参考になればと思いそのときのやり取りをまとめてみました。

ピレニーズは体が大きいだけにドッグランなど、沢山のワンが集まるところに出かけていくと、本来は被害者であるはずなのに結果的には加害者になってしまっていたり、発情期には出かけることを制限されてしまったり、と思いがけないトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。
また、一度だけ可愛い我が子の子供を見てみたい・・・と生ませてみれば、10頭近い子犬を生んで、新しいオーナーさんを見つけることが出来ずに、無責任な飼い主に渡してしまったり、ペットショップにもちこんで、売れ残ってしまったり、保健所に持ち込まれたり。。。と幸せ薄い仔の話もよく耳にします。
又子犬の時のアマガミや、ジャレて来るときの力に不安を感じることもあるでしょう。
そんな時に誰もが一度は考えるのが避妊・去勢手術かもしれません。勿論賛否両論、それぞれの人がそれぞれの考えをお持ちかとは思いますが、何かのお役に立てばと思います。



☆2回目のヒートの時に一度かけてみようかなぁ〜って思っています。でも、その後は、去勢しようか…って家のパパが言ってます。それって、どうなんでしょうね。出来れば、アドバイスを頂ければと思って…(^^)宜しくお願いします。


☆うちも迷いに迷って(特にお父さんが)今度の土曜に去勢します。『だい』は近頃、かなりお盛んになりまして^_^;♀が疲れてしまっているのも一つの理由なのですが、はたして正しい答えは??とやはり今でもちょっぴり悩んでいます


☆去勢のお話ですが、私は基本的にはあまり賛成ではありません。
手術をする時期にも寄りますが全く効果がない場合も多々あります。
交配経験があるオスの場合は、睾丸をとっても殆ど性欲は変わりません。見事本懐も遂げますよ。
ただ子供が出来ないだけです。
足も上げておしっこもするし、おとなしくもなりませんでした。(娘の家にいるマルチーズの話ですが)
ただし早い時期に手術をすると。効果はあるようですね。
おしっこも座ってするそうな・・・。

獣医さんの中には、『睾丸を取るとおとなしくなるよ・・・』と言う人が結構おいでるそうですが、おとなしくなる、ならないは躾の問題であって、睾丸を取ったからといっても、無躾の状態では決しておとなしくはなりません。マウントもしますよ。これも実証済みです。
あと、『癌にならないから・・・』と言うこともメリットとしてよく言われますが、当然取ってしまったところは、もう無いんだから、癌にはなりません。
でも、それ以外のところは癌になる可能性はあります。胃も肺も、肝臓も、、、癌になるかもしれません。

あたかも、癌になる可能性が限りなくゼロに近いような言い方をされるのには抵抗があります。
それを踏まえたうえで、では、いつごろ手術するのが一番いいのだろか・・・と言うことになりますよね。
ウチのかかりつけの獣医さんのお話だと、オスも、メスも7〜8ヶ月が時期的にいいそうです。特にメスの場合は、ヒートが来る前に避妊手術をするのが、卵巣や子宮が成熟していないのでその部分に関しては癌になる危険率がグッと減るそうです。卵巣や子宮を取ってしまうと、ホルモンの関係で乳癌にもなりにくい?らしいです。
オスメスを飼っていて、子供をとらない場合は手術をするほうが無難なのかもしれませんね。



☆管理ママさんありがとうございます。ん〜やっぱりそうですよね。オスも、メスも7〜8ヶ月頃…。家のクロラブ(ジーク)とアメ・コッカーが初めに飼いはじめた子達なのですが、ジルがヒート来た時、ジークがヤバイくらいに、狂ったので、ジークは子供を…とは思わなかったので、早くに去勢をしたんです。今は、ちょっとホルモンのバランスの関係で、家のパパみたいに少し薄くなっちゃったんですけど…(^^)
やっぱり、早い内の方がいいんですよねぇ〜。
でも、子供はとろうと思っているんです。っとすれば、出産後について、二人とも避妊処理はしない方がいいということですよね。そっかぁ〜。ちゃんと考えなきゃぁ〜。ありがとうございました。今後の覚悟を決めます。
また、何かあったら相談にのって下さい。よろしくお願い致します。


☆ちょっとニュアンス的に違うところがあること思いますので再度お返事です。

私は、先のコメントの中で書いたように、おとなしくなるからとか、マウントをしなくなるからとか、癌にならないから、ということのために避妊(去勢)手術をするのは好きではないということです。
手術後に大きなリスクが有るからです。麻酔が云々ということもよく言われますが、これは獣医さんの腕で殆どのトラブルが回避出来ることなのでこのリスクはゼロと考えてでもです。

代表的なものは肥満と、それに伴う成人病です。これは手術で無くなったことにより回避できた、癌になるほんの何パーセントかの可能性より はるかに大きくて、はるかに深刻な問題です。
避妊(去勢)手術が肥満の引き金になることは、避妊手術のリスクということで、はっきりと専門書にも取り上げられています。ましてピレは、歳を重ねるごとに動きが緩慢になり、太りやすい体質の犬種ですし、超大型ゆえにオーナーさんにその自覚がない場合が多く、気がついたときには立派な成人病。。。ということになりかねません。
避妊(去勢)手術をした場合は、かなり自覚と責任をもった管理が必要になります。
逆に言うと、この管理が出来ない場合は、反対に寿命を縮めてしまう事になります。

ただ、このこと以上に考えないといけないのは、毎日の生活です。オス、メスを飼っていて迎える発情期は本当に大変です。
完璧に隔離するスペースは必ず必要です。出来たら目につかないスペースが理想です。ゲージはかなりしっかりとしたものでないと目が離せません。が、それが出来ない場合はどうするのか?ということです。
この場合は避妊(去勢)するしか方法がありません。

超大型犬は一度に10頭近い、たくさんの子犬を生みます。この子犬たちを責任を持って飼ってくださるオーナーさんにお渡しすることが、生ませた者の責任です。
計画性のない繁殖は絶対に避けなければなりません。
生ませるのは簡単です。育てるのも簡単です。素晴らしいオーナーさんに縁付かせることが大変なのです。


☆我が家でも、いづれ男の子を迎えたいと思ってます。でも問題は山積み!!!日頃からパパと話し合いを続けてるけど結論は未だ出てません。我が家も、ヘブンママがおっしゃる様に、おとなしくなるからとかと言う理由では去勢は考えてません。今の住宅事情(なんせマンション)ですからシーズン中に完璧に隔離する事が無理...と思うと、やはり双方避妊(去勢)をするしか
ないかなと思ってます!♂だけを去勢しても♀のシーズン中♂は興奮しますから手術をするなら♂♀一緒にと考えてますが、後は時期とリスクですよね〜〜〜
これは本当に難しい課題ですね〜手術した後の管理(肥満=成人病)...思うと責任重大ですね!!!やはり簡単には結論が出ません。この子達を守れるのは(色々な意味で)飼い主しか居ませんからね!ヘブンママの考え、言葉の重みを再度踏まえた上で今後考えていかねば!



☆避妊(去勢)の話、興味深く見させていただきました。ラッキー(♀)と北斗(♂)との関係を心配し、昨年の今頃北斗を去勢するか迷っていた時です、行きつけの獣医さん、ラッキー(♀)の手術をしていただいた獣医さんなどに相談、獣医さんは管理人さんの言われた事(手術のリスク、病気、肥満など)を言われました。
避妊(去勢)した人から話を聞いたりして、北斗は去勢手術を受けました。結論がなかなか出ず手術する時は生後10ヶ月に成ってしまいました。
手術後北斗は肥満気味(フードと量を調整し体重を管理しています)ラッキーがシーズン中でも余り興味示さず少しお尻をクンクンする程度です。家族は去勢して良かったと思っています。

こんにちは〜!!登場がずいぶん遅くなってしまいましたね。
実はとても出てくるのを躊躇していました。

といいますのも、ご存知の方はご存知なのですが(当たり前か!!)、
○○は生後8ヶ月の段階で避妊手術を済ませています。
今ここで書かれているオス、メス2頭飼で子供を望まないというケースでは在りません。
私は○○をこれからの人生を楽しむパートナーとして迎えました。
(パートナーなんてずいぶん格好つけた言い方だけれど、変えれば遊びの道具でしょ!!と
 おっしゃるかもしれませんが、私としては一緒に出かけたり、遊んだりする相棒なのです)
ですので、私と一緒に人間社会の中で生活していってもらわなければなりません。
その為には○○にも色々と型にはまってもらわないといけないところが沢山出てきました。
しかし、これは人間社会も同じですよね。
その中で避妊手術を選びました。勿論、他のわんにストレスをかけないと言うこともありましたが、もっとも大きなポイントは私は○○以前にもピレを一頭その前にオールド、秋田と3頭のメスの大型犬を飼っていました。
しかし、その子達は皆子宮脳腫にかかり、最後のピレはとても可愛そうな経過をたどることに
なりました。そのことがあったので、躾教室の先生から説明を受けたとき直ぐ決めました。
確かに、避妊手術をしたからと言って他の部位の癌にかからない保障はありません。
然し最初のヒートまでに避妊をすると婦人科系統(ワンの場合もこう言うのかな)の病気になる確率は90%回避できると言われました。男の子であるならばその部位の癌と前立腺肥大等の
病気(今は結構多いみたいですね?)の確立はとても少なくなるそうです。
「だからと言って健康な身体にメスを入れるのですか?」とよく言う人が居ますが、
年齢を重ねて、病気になってからの手術の方がはるかにリスクは高いと言われました。
事実、前に飼っていたピレは私の経験から早くに子宮蓄膿症ではないかと獣医さんに行ったのにもかかわらず高齢で手術を受けることが懸念され、結果苦しんで亡くなる事になりました。
「だから、皆さん少しでも早く手術を!」と言うつもりはありません。
ただ私の場合は○○の避妊手術をしたことを後悔していませんし、良かったと思っています。
避妊、去勢も悪いことではないし、人が罪悪感を持つことも無いとわかって欲しいと思うのです。

それとホルモンのバランスで肥満になって成人病になると言うお話ですが、私が以前出た講習会のお話では
「性欲と言うものがなくなって、日々のんびり元気に生活できるようになったので、食欲が
出ると理解していただいた方が私は正解だと思いますよ!」と講師の先生はいわれました。
ここで男の子にかかるストレスの話ですが、私の躾教室の先生はパパさん達にお話しするときに
「想像してみてください!!パパさん達の前に藤原○り○が全裸で「来て〜☆!!」と誘っていてお母さんも「行っていいわよ〜!!」って行ってるのに絶対行けない、、、、位のストレスを毎日この子達は耐えているのですよ!!」ってお話なさるのだそうです。
私の周りは80%以上のわんが避妊、去勢をしていますが、避妊、去勢=肥満=成人病になると
は獣医さんも言われません。実際○○も今のところダイエットの必要はありません。
ただ、飼い主さんの勝手で人の食べるものを沢山与えたり、欲しがるだけフードを与え続ければ太って行くでしょうし、病気にもなると思いますが、それは根本的な管理の間違いですよね?
その件に関しては私は偉そうなことがいえないのですが、、、、、何せ自分の管理がいま一なもので、、、、(笑)

わー気が付けば長くなってしまいましたね。すみません。
これが、今の私の思いです。


自然のまま、そのまま・・・・・それが一番だと皆さんはちゃんと分っていると感じます。だって、とっても真剣ですもの。
その上で、リスクはもちろんですし、様々な事を真剣に考え、真剣に悩んでギリギリの線で出した結論だと思います。
だから、答えはその人の心の中にあるのではないかな?去勢・避妊を選んだその後のわんちゃんたちの笑顔にも。

これだけは反論させてくださ〜い。ごめんなさい。その後のわんちゃんの笑顔の為にも、後悔は・・・ちょっと悲しいですぅ。

明日がダイの去勢手術の日です。
家族で悩み、出した結論ですが、少し揺れ動いて?いや不安?いや自分が手術されるような心細い思いでいっぱいでした。
今後のダイをしっかりと受けとめて、今以上に家族で楽しく過したいと思います。
そんな気持ちにさせてくれたヘブンママ、皆さん、ありがとうございました。


沢山のご意見をいただきありがとうございます。

皆さん、ほんと一生懸命にワンと接してくださっているのですね。皆さんのような方達に、私どもの育てた子犬がご縁があったことを心底嬉しく思っています。あらためて、御礼を申し上げます。

この話題は、本当は難しいことでも何でもありません。

要はオーナーさんがどう考えるか・・・オーナーさんがこれでよし!!と思えばそれでいいのであって、部外者である他人がどれが正解なのかどれが間違っているか、ということを一言で決め付けることは出来ません。

多頭飼い、1頭飼い、各家庭の生活サイクル、周りの環境、etc・・・。百人いれば百人の、千人いれば千人の事情があります。オーナーさんはその環境の中で、どうすれば快適に、幸せに、人も犬も過ごすことが出来るかを考えればいいのです。その結果が避妊(去勢)手術を受ける事になるのか、ならないのかは、大事なことだけど、本当はたいした問題ではないのです。
私は、常々いとも簡単に避妊(去勢)を薦める獣医さんがあまりに多いことに疑問を感じています。
診察に訪れるやいなや、超大型犬だから避妊(去勢)したほうが良い。大きくなると力も強くて大変。癌にもならない。。。とメリットばかりを説明されると、ほとんどのオーナーさんは、そうなんだ!!と思ってしまうのも仕方ありません。
その後のデメリットの部分、肥満については全くといっていいほど説明はされませんし、軽く流されてしまう場合が多いです。
いつも口をすっぱくして言っているのですが、肥満はいくつもの重大な病気の要因です。
そして一番困るのがオーナーさんにその自覚がないことです。超大型犬だから、その大きさを語るときに、大きいほうがよい=重いほうがよい、と言う考えが皆さんの意識の根底にあって、我が子の話をする時に『うちの○○は60kg以上はあります』なんて自慢のように言っているのを耳にすると、私の心配度は頂点に達します。
ピレは厚いコートに覆われていて、体型が判りにくいから肥満になっても気がつきにくいことも原因の一つかもしれません。
成犬になると、全くのグータラ犬になって一日中寝てばかり。。。ということも肥満の原因でしょう。

太りやすい犬種が手術によって太りやすい体質になる。。。しかも飼い主に太らせたくないという自覚がない場合が多い。
それなら、太る原因になる手術は控えましょ・・・が私の持論です。裏を返せば、ちゃんとした管理が出来るのなら、手術には反対ではありません。

最後に、言葉が足りないでもしかしたら読んでくださっている方に不愉快な思いをさせてしまったかもしれません。
ここにお詫び申し上げます



こんにちは!まず最初に私は今回の書き込みをとても不愉快に思って書いたのではないのです。
どちらかと言うと今回発言できて良かったとおもっています。どうぞその部分お分かり頂きたいと思います。
ですので、お詫びいただくようなことは何もないのです。

管理者様が書かれたように
オーナーさんがどう考えるか・・・オーナーさんがこれでよし!!と思えばそれでいいのであって、部外者である他人がどれが正解なのかどれが間違っているか、ということを一言で決め付けることは出来ません。
と思った上で皆さんの書き込みと同じように、私のような例もあると知っていただきたかったと言うことなのです。

私も今回私のような例をこの掲示板に載せることをとても考えました。しかし、この掲示板を読まれる方の中にもブリーデングを考えてない方もいらっしゃるのであればと思い書き込みをしました。
色んな例を聞いたり、情報を得たりするのはとても良い事と思うのですが、なかなか欲しい情報って得られないですよね!

私も今回この掲示板に書き込みをするにあたって、少し勉強をしました。そして勉強になるHPをご紹介いただきました。
またまた、ここで言い訳になるのですが、だからと言って私がここでこれを振りかざしているのではないのです「アメリカイズベスト!!」と思っているのもないのですが、読んで損は無いと思うのですが、、、、、。
もし、私の以前の書き込みを見て、不妊去勢論者だとか、気分を害して書き込みをしたと思って折れる方はご覧にならないで下さい。
こんな書き方自分でも好きではないのですが、少しでも多くの方にこのHPを覗いていただきたくて書きました。


http://www.dryuko.com/

最後に、貴重な体験談やお考えを投稿くださった皆様に、御礼を申し上げます。