ピレニーズの健康管理 

 ☆真夏の健康管理


☆真夏の住環境

 今日の最高温度は38・5度でした。こんな日はいくら扇風機があってフル回転させても温風をかき回しているだけでワンコたちの不快指数は最高潮に達しています。
 ワンは舌を長く出して、色もいつもより赤く、口も大きく開けてハァハァ・・・と呼吸数も多くなっています。こうなると、熱中症予備軍です。熱中症は、体温が異常に高くなり(42℃以上になり測定できなくなります)初期には足が立たなくなって、意識がモウロウとしていますが、症状が進むと死んでしまったりかなり重篤な後遺症が残ったりする非常に恐ろしいモノです。
 でもこれは病気ではありません。飼い主さんが注意を払うことで防ぐことが出来る過失事故です。
ワンのいる環境で自分が過ごす事ができるかどうか、、、。自分が犬舎で一日過ごしてみることを想定してみてください。快適とまではいかなくても、そこそこ居る事が出来る程度の環境は整えてやってください。
 ここ最近の暑さは、もう異常としか言えません。人間がエアコンを入れたいと思う時は、毛皮を着たピレにはエアコンはなおさら必要です。お部屋の片隅でいいですからゲージを持ち込んで仲間に入れてやってください。
     

   
くれぐれも“人間より暑いんだ”ということは忘れないでください!!

もし、仕事から帰ったら、まずはワンの様子を確認してください。いつもと同じように出迎えてくれるか、様子に異常が無いか、必ず確認してください。少しでもおかしいなと思ったら、よだれはいつもと変わらない程度なのか、グッタリとしていないか、意識はあるか、失禁をしていないかなどを確認してください。
この時期そういう状態のときは、まずは熱中症だと思って間違いありません。
 この場合は、獣医に走るよりも、体を冷やすことが最優先です。
タップリの冷たい水に浸けるのが一番効果がありますが、出しっぱなしの水道水をジャンジャンかける、心臓やお腹に冷たく冷やしたタオルを当てるなどして、とにかく体温を下げてください。
 それから獣医さんに連れて行ってください。


☆真夏のお散歩


 夕方の散歩は、アスファルトが熱くなっているので地面すれすれのところを歩いているワンは人間が感じる以上に熱いのです。
人の顔の辺りの温度が32.8度の時ベビーカーに乗った赤ちゃんが感じる温度は35度、もう少し低いところを歩いている犬が感じる温度が、37.4度あるといいます。
 ましてや、裸足で暑く焼けたアスファルトの上を歩くわけですから犬が感じる温度はもっともっと高くて非常に辛い物です。
 夕方5時過ぎの日がまだある時間帯のお散歩は、大変危険です。ただの虐待です。
お散歩の途中で倒れて亡くなってしまう事故が続発しています。
お散歩は、深夜か早朝、アスファルトが冷えたのをご自分の足で確かめてから出かけてください。


☆真夏の食事


 こう暑くなると、ワンの食欲もガタ落ちです。昼間はグッタリと寝てばかりいるわけですし、最悪死んでしまうほど自分の体をもてあましているのですから、いつもと同じだけ、同じように食べろというほうが無理な注文ですし、実際に冬ほどのフードを食べると、食べ過ぎの下痢になってしまいます。通常の8割程度を目安にすれば良いかと思います。
 朝夜の涼しい時間に好物のミルクやささみをボイルしたものなどを少しトッピングしてあげるのも良いかと思います


☆真夏の健康管理


 ●フィラリアの薬を飲ませましょう
フィラリアは、蚊の媒介により犬の心臓や肺動脈に寄生し、右心不全をはじめ、肝臓、腎臓、肺等に 障害を発生させる恐ろしい病気です。ただ、予防法が確立されていて、毎月一回予防薬を飲ませるだけで感染からワンを守ることができます。 蚊が飛びはじめる5月から一ヶ月後の6月の中ごろに第1回目を飲ませ、蚊が飛ばなくなって一ヵ月後の12月中頃までの7ヶ月間、毎月決まった日に飲ませてあげましょう。フィラリアの感染率は一般に一夏経過 した犬の約14パーセント、二夏では約90パーセントで、その内約40パーセントが病状を発現するといわれています。
 フィラリアの薬は、正確には予防薬ではなくて感染したミクロフィラリア(顕微鏡でみないと見ることが出来ないフィラリアの子虫)を殺す薬です。たとえば第一回目の薬、6月15日に飲ませる薬は、5月15日〜6月15日までにさされて血の中に漂っているミクロフィラリアを殺す薬なのです。
 一度忘れると、健康状態に悪影響を及ぼすほど成長してしまい簡単に退治できなくなります。又一番最後の12月の投薬は特に大切です。まだまだ蚊がいる11月中旬にさされて感染していた場合、翌年の投薬までの間に、体内で十分成虫になり、繁殖してしまい非常に重篤な状態になる可能性があります。

     最後の12月の投薬は絶対に忘れないでください!!

 
●フロントラインでマダ二とノミからワンを守りましょう
春から秋の間は外部寄生虫の活動が非常に活発で、公園や野原に出ると必ずといって良いほどノミやマダニを拾ってしまいます。首の付け根や、尻尾の付け根などにパラパラとゴマのような黒い粒が見えたらノミの寄生を疑ってください。
ノミの糞なら水を少したらしてみると、ゴマ状の粒は薄赤い血のような色に解けていきますからすぐにわかります。
 マダ二は口吻や足元の毛の短い部分によく寄生しています。血を吸って小豆粒ほどの大きさになっていて、皮膚との接触面をよくみると、ダニの足がムニュムニュと蠢いていますから、容易に判別できます。
これは非常に痒いらしくワンはヒステリックに掻いたり噛んだりしていますから、毛の色が変わっていて気づく場合もあります。
痒くてかわいそうなことももちろんですが、噛まれたことによりアレルギーなどの引き金にもなり、もっと怖いのは、バベシアという赤血球を壊す怖い病気に感染することがあります。
バベシアは早くに発見すると何とか治療も可能らしいですが、手遅れになると何日かで亡くなってしまうことも珍しくはありません。
これまで、今でも?地域性(西日本に多発)があると思い込まれていたので関東地方の獣医さんではかなり有名な獣医さんでも見落とされてしまった。。。ということもあるようです。
 自分で予防さえすれば完璧に寄生を防ぐことができますし、使用方法も簡単です。フィラリア同様これも夏には欠かせない健康管理です。

フロントラインはノミには2ヶ月、マダニには1ヶ月間効果があります。


私は獣医でも薬剤師でもありません。ただこれまでに経験したこと、聞いたことを皆様に提供し、何かしらのお役に立てば良いな・・・という考えの下にこの記事をアップしました。したがってこの記載に対しては何の責任の取ることはできません

               
≪防げる病気から愛犬を守る≫ 

          犬を飼う人の当然の義務です。