グレートピレニーズを家族に迎える前に。。。
グレートピレニーズは、いわずと知れた超大型犬です。皆様に“自分達に飼う事が出来るのだろうか”と
いう不安が伴うのは当然で、私たちにとっても“判ってるの?生き物なのよ”と思うこともシバシバです。
このコーナーはこれからピレニーズを飼おうかな、飼いたいなとお考えの方に読んでいただきたくて、私
どもに電話でお問い合わせを頂いたときに、よく聞かれる内容を思いつくままに書かせていただきました。


1、えさ代はどのくらいかかるの?

 マスコミなどでよく言われるように月に5万も6万もの食費は必要ありません。基本的に品質のいいドライタイプ
のドッグフードが約6000円〜8000円程度、添加するサプリメント類に約3000円〜5000円程度です。
だいたい10,000円程度と考えてください。


2、吠えますか?

  もちろん吠えます。殆どほえない子もいますが、もともと宮廷の番犬であったり羊の群れの番犬だったり
するピレニーズです。吠えて当たり前、吠えなければラッキー、、、位の気持ちで受け入れてください。
 絶対に吠えたら困る、吠え声が気になるが、躾で何とかなるだろう・・・という考えかたでは無理だと思います。
吠えた犬をしかるより、吠えないでやり過ごしたときに褒めてあげる余裕がのんびりした性格の犬にするコツのように
思います。

    
 吠える子の対処方法に関しては健康管理の『吠える子』に詳しく書いてあります


3、白毛の長毛犬種なんですが毛の手入れは大変ですか?

  もちろん大変です。シャンプー前のブラッシングも、シャンプーも、ドライヤーでの乾燥も、何様あの大きさ
ですから時間がかかります。なおかつダブルコートで覆われていますから、ご自分の頭を10個以上はシャンプー
する手間が必要です。
シャンプーは一月一度程度でいいのですが、まめにブラッシングをしていないと“アッ”という間に毛玉が出来て全身
モップ状態になってしまいます。もつれやすいところだけをまめにブラッシングするか、1週間に1度くらい時間をかけて
念入りにブラッシングをする必要があります。
手入れの行き届いた、真っ白いフワフワのコートのピレは、思わずため息が出るほど美しいものです。



4、躾は大変ですか?

  大変というより絶対必要です。何様あの大きさです。
  犬に悪気は無いとはいえ、もし人に飛びかかって
  その人が転んで怪我をしたり、犬が嫌いな人にとっ
  ては大きいというだけで怖い存在になってしまいま
  す。要は加害者になりやすい立場なのです。
  大型犬を飼うオーナーさんは特に、自分の犬を何時
  でも、どこでも、思うように扱うことが出来るように躾
  をする必要があります。
  お散歩のとき、ぐいぐい引っ張らない、咥えている
  お気に入りのおもちゃをオーナーさんに素直に渡す
  ことが出来るなどは基本中の基本です。
  しかし、犬とオーナーさんとの信頼関係さえできれば
  躾はそう難しいことではありません。



5、暑さに弱いと聞きますが・・・

 
 正直、これには最大限気を配っていただきたいです。ピレニーズの居場所に全身毛皮を着たあなたが居て、
快適とまではいかないまでも、何とか過ごしことが出来る程度の環境を整える必要があります。今年の暑さは異常です。
扇風機程度の設備は最低限必要ですし風通しの悪い場所や、一日中留守にするお宅ではエアコンなどの設置が必要か
と思います。
    
  
   夏の管理に関しては、詳しく健康管理のところに書いてあります。ご参考になさっていただけると嬉しいです。


6、部屋の中で飼えますか?


  広い自由に走り回れるお庭があって・・・というのが理想ではありますが、ナカナカそうばかりも言ってられません。
広いところには広いなりの、狭いところには狭いなりの飼い方があります。当然、部屋の中で暮らすには、子犬の成長
に欠かすことの出来ない日光浴の問題など、それなりのフォローが必要となりますが人の努力で何とか対処できるのでは
ないでしょうか。ただ、成長期に足元がすべるフローリングで過ごすということは、“必ず四肢が狂ってしまう”位のつもりで
床面にはすべて絨毯を引くなど絶対に滑らせない工夫が必要です。
  部屋飼いの長所はなんと言っても、かかわりあう時間が長いので“人の言うことがよくわかる子、利口な子になることが
多い”ということです。反面、かかわり方を誤ると、自分がリーダーのような錯覚を起こして、わがままな犬になる場合も
あります。

      
躾については健康管理のアルファシンドロームのところに書いています


7、ショーには出さないんですが・・・
  
『ショータイプです』といってお譲りした場合でも、ショーに必ず出してください。。。という事ではありません。
あくまで“ショ -に通用する犬ですよ”ということです。出したいな。。。と思った方には、もちろん精一杯協力します。
 どんなショードッグであっても、それ以前にファミリードッグです。
ショーで大活躍している我が家のタイクーンもジュエルも、普段はタダの家庭犬としてのんびり過ごしておます。
  

●皆さんのご家庭に、どうしても犬が
ダメ!! という方はいないですか?

あまり得意ではない。。。という方はあの可愛い
仕草と接していくうちに、きっと虜になってしまうの
でしょうが、根っから嫌いとなると、これは大変です。
 ご主人がどうしても飼いたくて連れて帰られたのに、
奥さんがお嫌いで、あまりに可愛そうで半年後に引き
取った子もいます。
飼いたい本人は仕事に行ってしまって殆ど留守、
飼いたくない人が世話をする・・・これは犬にとっては
最悪の環境です。
よく話し合って決めていただきたいのですが、説得して、無理を押し通してまで飼う事はやめてください。
◆◆◆私たちからのお願いです◆◆◆
●長い年月のうちには色々な不測の事態があります

子犬をオーナーさんにお渡しするときに、私はいつもギュッと抱きしめ呪文を唱えます。
内容はいつも同じ。。。『元気で大きくなりますように・・・幸せになりますように・・・』
どうか10年は元気に、幸せに生きていて欲しい!!そう思っています。

 さて、人間も10年もの間にはいろいろなことがあります。
もしかして飼い主さんが病気になるかもしれないし、家族に介護を必要とする人が出来るかも知れない、転勤があるかも
しれないし、もしかしたら会社の倒産なんてこともあるかも知れない。
 長い間子供に恵まれなかった夫婦に、めでたく子供が授かり、その子がアレルギーと診断された途端『この子(犬)が
いたから生きて来られた・・・』とまで言っていたワンを手放した人もいます。
いつ起こるかもしれない不測の事態。皆さんはどう切り抜けていくのでしょうか?
どうか、どんな時も、犬も家族だということを忘れないでやってください。


●子犬は生き物です。

『子犬用に用意したケージに半分ほどのトイレにいれてフルタイムの仕事に行きました。帰ってみるとウンチは踏んで
グチャグチャ、体はウンチだらけ、トイレシーツはバラバラです。こんなに大変だとは思わなかった。。。』

そう言って犬を返しに来たご夫婦が居ました。そんなこと当たり前です。
2ヶ月の赤ちゃんに10時間もトイレを我慢するなんて出来るはずがありませんし、ウンチはトイレでして、トイレ以外の横
になるのがやっとのような狭いところで、ウンチを踏まずに残りの時間を過ごすことなんて出来るはずがありません。

縫いぐるみの様に可愛いけど、子犬は生きています。
トイレの失敗も、親元を恋しがって泣きわめくこともあるでしょう。

子犬が家族になリきるのには、子犬にも、迎えた人にも、お互いに時間が必要です。空気のような関係が出来るまでには、
お互いに理解しようとする努力が必要です。失敗に失敗を重ねながら、ひとつづつ覚えていくものです。
信頼関係はそういう積み重ねの上に、いつの間にか出来ていくものです。



●私どもはショードッグのブリーダーです

 
私どもは、あえて“ショードッグのブリーダー”だと言うことに誇りとプライドを持っています。

人間でも、馬でも牛でも、そして犬でも、好む好まないにかかわらず、子供は恐ろしいほど親に似て生まれてきます。
性格も、体型も、毛の質も、動き方も、親にそっくりで、まるで鏡に映してみているように似ている場合がよくあります。

子犬を繁殖するときに親犬、特に母親を無視して考えることは出来ません。

 『名犬は名血から生まれる』と信じて、名血に名血を組み合わせる
ブリーディングを心がけています。
又、その成果を問う場所としてドッグショーに絶えず挑戦しています。

自己満足ではなく、自分達が生ませ手塩にかけて育てあげた犬を、
数多くのピレニーズファンの方に見て頂き、広く世間の方の評価を
問う場所として、そして自分自身も他の犬を見る機会を多く持つことで
常に目を養い、今後の方針を考える最適の勉強の場所がドッグショー
だと考えています。

 ドッグショーでは、はじめて逢った人に体中を触られ、口を開けさせられて
欠歯のチェック、オス犬は睾丸までチェックされる触審があります。
 これを嫌がって逃げたり暴れたりすると著しい減点、厳格な審査員だと
退場になってしまうこともあります。
コレは、実際に手で触って骨格構成を確認することが目的ではありますが、
犬にとっては人間を信頼し、安心して体に触れることを許す、大らかな性格であることを試される場所でもあります。
ショードッグには代々そうした経験がDNAにも組み込まれ、“温厚で思慮深い”パートナードッグの性格として受け継がれています。
 バランスの取れた正しい骨格構成から健全な体躯が形成され、スムーズなムーブメントを生み出します。
目の形や耳のつく位置、頭部の構成から、美しい品のある顔立が出来上がります。
 
 私どもは、“ピレニーズとはカクあるべきである”と定められた『スタンダード』に基づき、これまで長い年月を掛けて数多くの
ブリーダー達が守り育ててきた
美しくて、健全で、愛すべきピレニーズを作出するべく、ブリーディングに取り組んでいる
『ブリーダー』であり続けたいと願っております。


お問い合わせを頂いたときに
  『血統書は要りません、ピレだったらいいんです。』 こう言われると正直がっかりします。
これから迎えようとしているピレニーズは、これから10年以上も一緒に生活を共にする家族を迎えるんですから、
知っておいた方が良いことはいっぱいあります。


 そういわれたとき、逆に『お母さんの顔を見たくないですか?お父さんの性格を知りたくないですか?
どんな病気に注意をしなければならないか、聞きたくはないですか?興味はありませんか?』
、そう申し上げたいのは本気でピレに向かい合っているブリーダーなら誰でもそうだと思うはずです。

 成犬になった時どんな犬になるのか、親を見れば大方の想像はつきます。
  容姿も、性格も、ちょっとした動きの一つ一つのすべてが親から受け継ぎ、親は又その親から受け継いで来たものです。
そのすべての情報が血統書には記載されています。長い間引き継がれてきている、ブリーダの思いと一緒に・・・。

私どもの犬舎では、できるだけ両親犬や兄弟達に逢って頂き、ほかの犬達とも触れ合っていただき、良いところも悪いところも
ご覧になって欲しいと考えています。

その上で親の親、つまり私達の考え方を知っていただき、、私たちの思いも子犬と一緒にお譲りしたいと考えております。
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